調剤薬局に転職した薬剤師による新しい在庫管理手法

転職で病院から調剤薬局に移った薬剤師です

転職で病院から調剤薬局に移った薬剤師です薬も基本的には工業部品と似た性質があります薬局であればどこも同じようなもの」とは言えないのが実情

私は転職によって病院から調剤薬局に移った薬剤師です。
この仕事はそれ自体が専門的なものなので、有資格者である以上は薬に関する知見を持っています。
ここに記すのは薬に関する専門性ではなく、職場環境が変わったことによって仕事の内容がどのように変わったのかについてです。
病院での仕事と根本的に異なるのは、調剤薬局では企業であり、第一義的に利益を優先しなくてはなりません。
そして同時に精度の高いサービスを提供することによって、信頼を獲得し、地域社会に貢献していくことです。
ところで私は就職浪人中に、製造業の仕事に関心を持ち、当時カーメーカーの本田技研社が製造部門において「First in First Out」という用語を用いて品質管理に取り組んでいるということを知りました。
この取り組みは同社の製造部門においてだけではなく、関連する協力会社各社にも求めていたようです。
「First in First Out」とは、「先入先出(さきいれさきだし)」のことです。
例えば、より早い時期に製作された部品は直近の組み立てに用いて使ってしまうことを厳守するというものです。
つまりは部品の製作順に消費していくということ。
そして余分な在庫は持たない。
この方針を貫くことによって、万が一製品(本田技研社の場合は自動車やバイク)に不良があった時、そこに用いられている数万の部品のひとつひとつが「いつ/どこで/誰によって」作られたかがたちどころに分かるというものでした。
私はことの取り組みに大変感銘を覚えました。